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既 刊

表象交通論/現代思想/文学

ジョイスノチョウセン―『ユリシーズ』ニハマルホウホウ

●ジョイスの挑戦―『ユリシーズ』に嵌る方法

ユリシーズ 金井嘉彦・吉川 信・横内一雄
【編著】

【各章執筆者】
金井嘉彦・吉川 信・
小林広直・田多良俊樹・
桃尾美佳・南谷奉良・
平繁佳織・横内一雄
【コラム執筆者】
新井智也・岩下いずみ・
河原真也・田中恵理・
戸田 勉・山田久美子・
湯田かよこ

言叢社刊
ISBN: 978-4-86209-086-7 C1098
[四六判正規並装]
本文352p (16p×22折)
天地188mm×左右128mm×束(厚さ)18mm
(2022-02-02出版)
定価=本体2727円+税【3000円(税込)】

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【主な目次】
まえがき(吉川信)/序にかえて――『ユリシーズ』とアイルランド自由国の誕生(横内一雄)/ジョイス『ユリシーズ』――各挿話のあらすじと解釈のポイント(各章執筆者分担)/第一章 手紙を読む/読まないブルームを読む――『ユリシーズ』の手引きとしての手紙(小林広直)/
もどる 第二章 階級の授業――『ユリシーズ』第二挿話における植民地教育と社会的分断(田多良俊樹)/第三章 第四挿話と腎臓を食らう男(桃尾美佳)/第四章 『ユリシーズ』と動物の痛み――レオポルド・ブルームの優しさについて(南谷奉良)/
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第五章 「セイレン」・喫煙(スモーキング)・誘惑(セダクション)(平繁佳織)/第六章 泥、肉、糞――戦時小説としての『ユリシーズ』(横内一雄)/第七章 パラドクシスト・スティーヴンのシェイクスピア論――重力、今、可能態の詩学(金井嘉彦)/附編 『ユリシーズ』を読むための二十七項(各章執筆者+コラム執筆者[戸田勉・新井智也・湯田かよこ岩下いずみ・河原真也・田中恵理・山田久美子])/フォトエッセイ[各章末]/あとがき(金井嘉彦)/執筆者紹介/索引
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【執筆者紹介】あいうえお順
◆新井智也(あらい ともや)一橋大学大学院博士後期課程在籍。著書・主要論文 “Dantean Elements and the Politics of the Italian Language in Ulysses”(修士論文、一橋大学)ほか。
◆岩下いずみ(いわした いずみ)
熊本高等専門学校准教授。著書・主要論文『ジョイスへの扉―「若き日の芸術家の肖像」を開く十二の鍵』(共著、英宝社)、“On ‘Magic Lantern’ in ‘Grace’ by James Joyce”(『九大英文学』第61号)、「Ulyssesにおける視覚芸術―演劇と写真を中心に―」(『英語英文學研究』第63巻)ほか。
◆金井嘉彦(かない よしひこ)
一橋大学教授。著書『ジョイスの迷宮―「若き日の芸術家の肖像」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ユリシーズの詩学』(東信堂)ほか。
◆河原真也(かわはら しんや)
西南学院大学教授。著書『ジョイスへの扉―『若き日の芸術家の肖像』を開く十二の鍵』(共著、英宝社)、『読者ネットワークの拡大と文学環境の変化―十九世紀以降にみる英米出版事情』(共著、音羽書房鶴見書店)、『ジョイスの罠―『ダブリナーズ』に嵌る方法』(共著、言叢社)ほか。
◆吉川 信(きっかわ しん)
大妻女子大学教授。著書『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ジェイムズ・ジョイス全評論』(翻訳)、『歴史の悲歌が聞こえる―〈戦前〉としての今日』(共著、未来社)ほか。
小林広直(こばやし ひろなお)
東洋学園大学准教授。著書『幻想と怪奇の英文学Ⅳ―変幻自在編』(共著、春風社)、『ジョイスへの扉―『若き日の芸術家の肖像』を開く十二の鍵』(共著、英宝社)、『ジョイスの迷宮─―『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法』(共著、言叢社)ほか。
◆田多良俊樹(たたら としき)
安田女子大学准教授。著書『幻想と怪奇の英文学Ⅳ―変幻自在編』(共著、春風社)、『ジョイスへの扉―『若き日の芸術家の肖像』を開く十二の鍵』(共編著、英宝社)、『幻想と怪奇の英文学Ⅱ―増殖進化編』(共著、春風社)ほか。
◆田中恵理(たなか えり)
熊本保健科学大学講師。著書・主要論文『ジョイスへの扉―「若き日の芸術家の肖像」を開く十二の鍵』(共著、英宝社)、『ジョイスの迷宮―『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法』(共著、言叢社)ほか。
もどる ◆戸田 勉(とだ つとむ)
常葉大学特任教授。著書『架空の国に起きる不思議な戦争―戦場の傷とともに生きる兵士たち』(共著、開文社)、『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』(共著、水声社)、『ジョイスの罠――「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)ほか。
平繁佳織(ひらしげ かおり)
中央大学助教。著書・主要論文『ジョイスの迷宮―「若き日の芸術家の肖像」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)、など。
◆南谷奉良(みなみたに よしみ)
日本工業大学講師。著書・主要論文“The Metamorphosis of Stephen Da(e)dalus: The Plesiosaurus and the Slimy Sea,”(James Joyce Quarterly 58)、『幻想と怪奇の英文学Ⅳ―変幻自在編』(共著、春風社)、“odern Animals,” (Humanities 6.3)ほか。
◆桃尾美佳(ももお みか)
成蹊大学教授。著書『二〇世紀「英国」文学の展開』(共著、松柏社)、『文学都市ダブリン―ゆかりの文学者たち』(共著、春風社)、『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)ほか。
山田久美子(やまだ くみこ)
立教大学名誉教授。著書『ジョイスと東洋―『フィネガンズ・ウェイク』への道しるべ』(水声社)、『異界へのまなざし―アイルランド文学入門』(鷹書房弓プレス)、『ロングフェロー日本滞在記―明治初年、アメリカ青年の見たニッポン』(翻訳、平凡社)ほか。
◆湯田かよこ(ゆだ かよこ)
一橋大学大学院博士後期課程在籍。著書・主要論文“The Wildean Art of Lying in the Ninth Episode of James Joyce’s Ulysses”(修士論文、一橋大学)。
◆横内一雄(よこうち かずお)
関西学院大学教授。著書『ジョイスの罠―「ダブリナーズ」に嵌る方法』(共著、言叢社)、『ジョイスの迷宮―「若き日の芸術家の肖像」に嵌る方法』(共著、言叢社)、Irish Literature in the British Context and Beyond(共編著、Peter Lang)ほか。
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