文化人類学・民族学・民俗学・歴史人類学
★★第一次「ドルメン」[1932年(昭和7年)~1935年(昭和10年)]は、岡茂男が経営する岡書院から8冊が出版された。第二次は「季刊どるめん」として30冊[1973年(昭和48年)~1981年(昭和56年)]、編集・ 田中基 がたずさわり、萩書房とJICC出版社から刊行された。第三次は「DOLMEN」として、ひきつづき田中基の編集で、 ヴィジュアルフォークロアが発行元、言叢社が発売元になり、6号が刊行された。★★ 【発行】ヴィジュアルフォ-クロア【発売元】言叢社 *画像をクリックしてください。
*表紙画像をクリックすると上に戻ります。
ISBN: 9784905913313 [A5判並製]200p 21cm×15cm (1989-10出版) 定価=本体1806円+税
【目次】 《特集◎大地と子宮のアーケオロジー》 大地のへそ(井本英一)/大地と子宮~ナバホ族の砂絵から(久武哲也)/雲南・モソ族の女神と洞窟(山口如夫+北村皆雄)/母胎としての住居~藤内32号住居址を例として(樋口誠司)/中国医学の身体観~北京白雲観「内経図」を読む(池上正治)/曼荼羅の生成理論(田中公明)/穴と蟻塚~アフリカにおける大地=子宮のイメージ(渡辺公三) 《論文》 シャーマンの衣裳とその古代中国美術における意味について(カール・ヘンツェ、桧枝陽一郎訳)/やきもち焼きの土器つくり(レヴィ=ストロース、渡辺公三訳)/鬼高期の牛頭祭祀~横須賀市なたぎり遺跡(小出義治+長谷川厚) 《連載》 道教の身体技法(石田秀実)
ISBN: 9784905913337 [A5判並製]164p 21cm×15cm (1990-02出版) 定価=本体1806円+税
【目次】 《特集◎胎児の生命記憶―ネオテニー》 口絵=女神出産の土器(編集部)/〈講演〉胎児の世界と〈いのちの波〉(三木成夫)/〈対談〉生命記憶と「元の理」(三木成夫+井上昭夫)/チベット医学にみる胎児の発育過程~「四部医典タンカ全集」より(池上正治)/人類生成の問題~フライブルク解剖学会(1926年)における報告(L・ボルク、田隅本生訳)/L・ボルクの胎児化説について(田隅本生) 《論文》 縄文前期の獣面付土器~佐久郡小海町中原遺跡(井出正義+島田恵子)/濮陽三足喬と中国古代美術における人獣モチーフ(張直光、桐本東太訳)
ISBN: 9784905913351 [A5判並製]192p 21cm×15cm (1990-06出版) 定価=本体1806円+税
【目次】 《特集◎秘密結社とホモ・セクシュアリティ》 口絵=体液流るる土器ⅠⅡ(編集部)/[世界秘密]と官能性のシステム~文明の深層にひそむ[男性性の脆弱さ](渡辺恒夫)/精霊堂と子宮装置~セピック河流域の男性秘密結社(福本繁樹)/ベダミニ族のセクシュアリティの観念(A・ショールム、栗田博之+杉島敬志訳)/メラネシアにおける男性秘密結社とホモセクシュアリティ(栗田博之+杉島敬志)/腿と膝と男権~貴子生育譚ノート(島 亨)/密教におけるイニシェーションの二重構造~世間と出世間の潅頂をめぐって(田中公明)/皮膚としての自我~ギリシアのマルシュアース神話(D・アンジュー、湯川史子訳、解 説・渡辺公三) 《論文》 「十三苗半」と「おーまら」覚え書(野田真吉) 《連載》 道教の身体技法~抱きあう天地=風水の身体論(石田秀実)
ISBN: 9784905913368 [A5判並製]208p 21cm×15cm (1990-10出版) 定価=本体1922円+税
【目次】 《特集◎大嘗祭と王の身体》 王権継承の考古学事始(〈インタビュー〉水野正好)/王の身体〈上〉(大澤真幸)/二つの祭壇と二つの神殿(井本英一)/鎮魂~折口信夫説批判(岩田 勝)/闇の王・光の王~ベンバ族における王墓守の役割(杉山祐子)/マヤの出血と即位儀 礼(越川洋一)/ネパールの柱祭りと王権~インドラ・ジャートラ(寺田鎮子) 《論文》 雲南少数民族における穀物起源神話の諸相〈上〉(李子賢、谷野典之訳) 《連載》 道教の身体技法~跛者は星を踏んで舞う、禹歩から歩虚へ(石田秀実)
ISBN: 9784905913399 [A5判並製]176p 21cm×15cm (1991-04出版) 定価=本体1806円+税
【目次】 《特集◎マナ=循環と散逸の経済人類学》 マナ・贈与・交通~〈浮遊する徴〉と譲渡不可能性(小田 亮)/マナと資本(大澤真幸)/マナと法(若森栄樹)/貨幣の観念の起源ほか(マルセル・モース、渡辺公三訳)/モースにおけるマナそしてあるいは循環する無意識(渡辺公三)/呪力信仰と市の起源~呪力と関わる言葉「イ」について(片山龍峯) 《論文》 跳神~「地戯」という仮面戯のことども(野村伸一)/雲南少数民族における穀物起源神話の諸相〈下〉(李子賢、谷野典之訳) 《連載》 道教の身体技法~社の春祭り―性の技法(石田秀実)