歴史系
八百板 茂 ヤオイタシゲル【著】 ISBN:9784905913349 [四六判上製]374p 19.4cm (1986-01-25出版) 定価=本体2400円+税
【主な目次】 序 第一章 万葉集と人麻呂(人麻呂と万葉集/契沖の「鴨山五首」論/茂吉の「鴨山考」とその批判/辞世歌をめぐって) 第二章 人麻呂と石見(岩根しまける「死」/「石見相聞歌」群の成立/寓意に彩られた「鴨山」/「死らに妹が待ちつつあるらむ」) 第三章 石川の貝(水死説の虚実/依羅娘子(一)―歌俳優説の虚妄/依羅娘子(二)―情熱的な才媛/「丹比真人歌」/「丹比真人」と丹比氏の人々/或本歌) 第四章 「鴨山五首」の成立(本伝と別伝/「鴨山五首」の成立/野中・古市の歌垣と遊部/王辰爾の子孫たちと文芸) まとめ/補説/あとがき
【著者紹介】 八百板 茂(1949年~) 福島県伊達郡飯野町生まれ。昭和48年、早稲田大学文学部日本文学科卒業。古代研究会会員、どぶろく文化の会世話人、歴史と文明の会会長など。主要論文に「万葉集巻一六安積香采女の歌の考察」「しのぶもぢずり考」「古代東北と万葉集」がある。