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既 刊

列島文化の起源へ/考古学系

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石器研究法 セッキケンキュウホウ

●石器研究法

竹岡俊樹 タケオカトシキ【著】
ISBN: 4905913292
[A5判上製函入り]366p 21cm
(1989-02-18出版)
定価=本体5600円+税

§石器研究の科学的、基準的方法論・分析法をはじめて提示する
国際的労作。

【主な目次】
第1章 石器研究の方法(1. 石器研究の順序と区分、2. 遺跡研究の領域、3. 遺跡研究のための基本的事柄、属性について)
第2章 遺跡研究の方法(1. 岩石学的属性、2. 剥片の分析、3. 剥片石器の分析、4. 剥片剥離技法の分析)
第3章 比較研究の方法(1. 示準化石、2. 分類表による比較、3. 型式学的方法、4. 比較研究の方法についてのまとめ)
第4章 資料整理の方法(1. 遺跡研究のためのカードの作成、2. 統計)
第5章 分析事例(1. 香川県朱雀台第一地点における瀬戸内技法の分析、2. ル・ラザレ遺跡における剥片の分析、3. ル・ラザレ遺跡における剥片石器の分析、4. テラ・アマタ遺跡における剥片剥離技法の分析、5. テラ・アマタ遺跡における剥片石器分析)

【著者紹介】
竹岡俊樹(1950年~)
京都府生まれ。明治大学文学部考古学専攻、筑波大学歴史人類学研究科博士課程を経てパリ第6大学にて先史学の博士号を取得。フランス旧石器遺跡の発掘に参加、そのなかでソシュール言語学の方法に学んだ独自の石器形態分析法を提唱、本書はこの博士論文にもとづいた最初の著作である。日本と西欧の旧石器研究の現場を熟知した理論と研究から、藤村新一氏による華々しい前期旧石器遺跡発見の足跡に早くから疑問とする論を発表、旧石器捏造事件発覚の発端にも関与した。事件の処理にあたって注目を浴びたが、今なお研究者としての十分な地位を与えられていない。國學院大學、共立女子大学などの非常勤講師をつとめる。著書には本書ののち、『日本民族の感性世界―考古学から文化分析学へ』(同成社、1996)、『「オウム真理教事件」完全解読』(勉誠出版、1999)、『図説日本列島旧石器時代史』(勉誠出版、2002)、『石器の見方』(勉誠出版、2003)、『旧石器時代の型式学』(学生社、2003)、『前期旧石器時代の型式学』(学生社、2005)、日本の旧石器時代』(講談社メチエ選書、2011)がある。


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