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既 刊

身体の思想/実用書系

型の完成にむかってカタノカンセイニムカッテ

●型の完成にむかって〈普及版〉

浦上博子 ウラカミヒロコ【著】
ISBN: 978-4-86209-001-0 C3075
[A5判]182p 21cm
(1998-02-25初版・2010-1-25普及版2刷出版)
定価=本体1905円+税

§現代女子弓道最高位に立つ著者による最高の弓道書。

◇日置流印西派の伝統を継承し、長い歳月にわたる修錬と指導によって体得した弓道探求の道程、しなやかでゆるぎない「型の完成」に向けて、心身のありようを定めていく工夫の実際を、やさしく語りつくしている。

【目次】
序: かたちと型
射法八節: 一 足踏みについて、二 中心線について、三 取懸けと勝手の手の内、四 手の内について、五 引分け、六 会、七 離れ、八 心の持ち方、九 残心、一〇 呼吸について、一一 狙いについて、一二 筋力について、一三 中貫久
経験と修練: 一 競技や審査に臨んで、二 経験について、三 待つ、四 逸る(はやる)  五 美の表現、六 指導の不文律、七 女子と弓道、八 ゆるみについて、九 胴造りの癖について、一〇 手先の癖について、一一 早気ともたれについての考察、一二 弓の使用について、一三 型と内面

【著者紹介】
浦上博子(1922年~)
兵庫県西宮市生まれ。弓道範士十段、女性としては、初めて。7歳より父岡崎清二郎教士七段の手ほどきを受け、結婚後は夫の父浦上栄範士十段に日置流印西派を学ぶ。全日本弓道連盟審議委員会委員、同指導普及対策委員会委員、同中央指導者講習会主任講師。著書には他に『初心者のための弓道』(成美堂出版)がある。

【書評】
◎元新体操日本代表の山崎浩子さんは「山崎浩子のアスリート進化論」(『週刊文春』1999.10.21号)のなかで、新体操をやる上でもっとも大切なことは「体の軸を作ること」と思ってきたけれども、この本のなかにもまったく同じ認識と極意の経験が語られていることにびっくりしたと、本書を絶賛しています。「集中力が強く働く時、つまり緊張の度合いの強い時の方が神経を分散して使うことが出来るように思います。こんな時には自分の身体の細部までよく感じることが出来て、やるべきことがはっきりわかる気がします」(本書74頁)。―ここに書かれた言葉は、全てのスポーツ・武術・身体術の心身の整え方、型のありようを語ってくれています。名サッカー選手にはボールと自分のからだの動きの瞬時の差異が見えるのでしょうし、名レーサーは高速で走りぬける道路や周囲の風景と、身体の一部となった車体の像を微細にみわけることができているのでしょう。

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