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随筆・小説・歌集・俳句集

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穀つぶし余話 ゴクツブシヨワ

●穀つぶし余話

田邊茂一 タナベモイチ【著】
ISBN: 1090-1007-2020
[四六判上製]270p 19.4cm
(1981-12-26出版)
定価=本体1942円+税

§事業家であることと、一個の生活者であることの孤高を峻別して
生き果てた文士、田邊茂一の飛切り上等、エスプリ溢れる余話集。
絶筆「嬉しかった二百年」、追悼文―森村 桂「満月に吸いこまれているおっちゃん」収録。

【主な目次】
家政婦/貫禄婦人/好色の戒め/売る女子学生/東京の女/水上温泉の女/真相/インチキ/四月馬鹿/ペンツマイム/名物「くまささ」/晴れの一席/約束は約束/果てぬ慕情/土地柄/春ともなれば/秋の水浴/売名/芝居見物/自動車余聞/紙袋の先生/ヨコハマ/トルコ風呂/独身もまた愉し/最下位チーム/自画像/青春の断/風流三田っ子/アルミの踊り/服飾・ぼくの場合/大磯ロングビーチ/夜の新宿市長メモ/成れの果て/猪しし鍋/還暦祝賀/わが文壇交友録/天は二物を与えず/水谷八重子に/求婚のこと東海の宿/嬉しかった二百年(絶筆)/満月に吸いこまれているおっちゃん(森村 桂)/あとがき(田邊禮一)/田邊茂一略歴

【著者紹介】
田邊茂一(1905~1981年)
東京生まれ。慶應高等部卒業。昭和2年、紀伊國屋書店創業。昭和21年、株式会社に改組、代表取締役社長に就任。昭和55年、代表取締役会長就任。昭和56年、シュバリエ・デ・ザール・エ・レットル(フランス文芸勲章騎士章)受章。日本ペンクラブ理事・日本文芸家協会理事ほか多数の役職を歴任。著書に、『轗軻』、『酔眼竹生島』、『茂助の昨今』、『世話した女』、『浪費の顔』、『裸像との対話』、『おんな新幹線』、『もいちの季節』、『芯のない日々』、『夜の市長』、『すたこらさっさ』、『正体みたり』、『mayor of the night』、『わがまち新宿』、『遊ばない人間に仕事ができるか』、『茂一ひとり歩き』、『遊びの値打』、『浪費ざんまい―巷の自画像』、『作家のうらおもて』、『名を売る人間が仕事を伸ばす』、『あの人この人五十年』

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