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既 刊

●神話思考 Ⅰ 自然と人間
●神話思考 Ⅱ 地域と歴史

列島文化の起源へ/西洋文化の起源へ/神話・宗教系/現代社会・制度

神話思考 Ⅱ シンワシコウ 2 チイキトレキシ

●神話思考 Ⅱ 地域と歴史

松村一男 マツムラカズオ【著】
ISBN: 978-4-86209-049-2 C3014
[A5判上製]780p 21cm
(2014-03-31出版)
定価=本体7407円+税

§神話学・宗教学の現在を包括的にたぐる論考集成Ⅱ。

Ⅰ―日本神話
Ⅱ―日本宗教
Ⅲ―文化としての神話
Ⅳ―『神話思考Ⅰ』以降
◆神話と宗教は、原始・古代から今日もなお、「国家」や「文化」の無意識の基層を創り出している。
日本神話・宗教にはじまり、世界の歴史と地域を縦横に見据える浩瀚な「神話思考」の第Ⅱ集。

北アメリカ大陸北西海岸地域(カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州)、クワキウトル族のゾノクワ(Sonoqua)女神の仮面。
落ちこんだ眼窩、口をすぼめて何かを吐き出すような表情。能面に近い。



【目次】
はじめに Ⅰ 日本神話―ワニとは何か―日本神話の動物誌/日本神話における鳥と聖空間/鳥の家畜化の神話と儀礼―鷹と鵜/環太平洋地域における太陽の消失と再出現の神話/日本神話における火と水
Ⅱ 日本宗教―大国主伝説と出雲神話/縄文から見る―ネリー・ナウマンの日本宗教・神話研究/蛇の神話学―三輪・出雲・諏訪/神功・応神伝説に秘められたもの―神功皇后は卑弥呼か/雄略天皇と暴君伝承/世界の神話からみた猿田彦/海幸・山幸―バナナとワニに出会い、別れる/古代日本と宗教/江戸時代の災害の語り/「こふき」の基層観念・泥海/天理教文書「こふき」にみる教祖中山みきの女性性/三つの世界観―「こふき」・ギリシア・アメリカ/アイルランドと日本の物語―日本の鬼とアイルランドの妖精
Ⅲ 文化史としての神話―アメリカ合衆国における神話とイメージ/ワシントンDCという聖地/テイルズ・オヴ・ザ・パワー―アメリカの悪魔崇拝宗教/女神になった「ダイアナ」妃/ジェンダーと神話/現代メディアにおける「神話」/宇宙のロマンス―星空の現代神話/動物への愛の二元論神話/愛の解剖学/非宗教的表現と宗教―フリードリヒの風景画/日月旅行記の系譜/鳥人神話/異界の神話学―海の異界を中心に/神話学から見たシンドバードの航海/世界各地の狐伝承/比較神話と文化史―『オデュッセウス』、『ロビンソン・クルーソー』、『ユリシーズ』/星のシンボリズム
Ⅳ 『神話思考Ⅰ』以降―印欧語族の死後世界観/古代アイルランドの南北問題―牛と鹿の伝説/古代ギリシアの霊魂観/アナーヒター女神の東西/妖怪・妖精・怪物・神獣―海の怪異・海の主/罪と罰という神話体系―オリエントと旧約聖書/世界の諸神話における生と死
おわりに

【著者紹介】
松村一男(1953年~)
1953年、千葉県市川市生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科、宗教学・宗教史学博士課程単位取得退学、UCLA, PhD. Candidate in Indo-European Studies, 日本学術振興会特別奨励研究員、和光大学講師、天理大学人間学部教授を経て、現在、和光大学表現学部総合文化学科教授。神話学、宗教史学専攻、日本宗教学会常務理事、International Association for Comparative Mythology, director.
著書: 『神話思考Ⅰ―自然と文化』(言叢社)、『神話学講義』(角川書店)、『女神の神話学』(平凡社)、Mythical Thinkings: What Can We Learn from Comparative Mythology?, Countershock Press.
『神の文化史事典』(共編、白水社)、『ケルトの歴史』(共著、河出書房新社)、『世界神話事典』(共著、角川書店)、など。訳書に、デュメジル『神々の構造』(国文社)、『ゲルマン人の神々』(国文社)、エリアーデ『世界宗教史2』(ちくま学芸文庫)、デュメジル『デュメジル・コレクション2』(共訳、ちくま学芸文庫)などがある。

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シベリアのシャーマンを描いた19世紀の彩色版画より

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