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既 刊

表象交通論/現代思想/美術造形・美術史

「近代絵画論」読解ノート 「キンダイカイガロン」ドクカイノート―ビテキナルモノノコユウセイ

●「近代絵画論」読解ノート
 ―美的なるものの固有性

織田春樹 オダハルキ【著】
ISBN: 978-4-86209-052-2 C1070
[四六判並装]292p 18.8cm
(2014-11-05出版)
定価=本体1852円+税

§「近代絵画」を論じた重要な書物を引用しつつ、その読解を通じて
絵画造形の「美」とは何かについて、独自の理解を試みるノート。
レヴィ=ストロースの芸術論、及びヘーゲル=バタイユの供犠論をえることで、近代以前を包括する表現論と美の運命にまでふれる。

【主な目次】
序にかえて
1.マネ論―バタイユ『沈黙の絵画』を読む
2.ブロッホ及びシャピロの絵画論―願望風景とイコン
3.小林秀雄の近代絵画論への一考察
4.「セザンヌの誘惑」注解
―M・メルロ=ポンティの知覚世界論に即して
5.現代芸術への視座をめぐって
―メルロ=ポンティ、ロラン・バルト、スーザン・ソンタグ
6.レヴィ=ストロースの絵画論―「プッサン論」その他
7.バタイユによるヘーゲル論
―「ヘーゲル、死と供犠」、「ヘーゲル、人間と歴史」を読む

【著者紹介】
織田春樹(1950年~)
石川県生まれ。石川県立美術館学芸主査、定年退職。専門は西洋美術史。訳書として、パノフスキー 『ティツィアーノの諸問題―純粋絵画とイコノロジーへの眺望』(言叢社、2005年)がある。

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