地域史・地誌
清水武甲 シミズブコウ【著】 ISBN: [A5判]172p+図版80p (979-09出版) 定価=本体3200円+税
奥秩父の山と峠と山村、そこには原始・古代からの自然と人間の交渉の姿が息づいている。現代の工業と交通が自然を破壊する一方、過疎によって廃棄された村やかつての焼畑は大自然の呼気にのまれてゆく。少年時から山に親しみ山を愛し、山の変貌を写し続けた著者の警鐘と叙情の文集である。
【目次】 Ⅰ 秩父の山 Ⅱ 峠と村 Ⅲ 山を考える/秩父追想/武甲山今昔/大正頃のこと Ⅳ 秩父盆地の板碑/自然石の丸形石庚申塔について/高篠村三光院五輪塔について/苅米の宝塔と高麗人と秩父絹の関係について/日光法印のこと/平賀源内文書について/多宝寺の人形念仏奉額に寄せて
【著者紹介】 「Ⅰ 風土考」参照